平成中村座に行く

娯楽

クドカンの新作歌舞伎を観に行きました。
平成中村座は初めてです。
浅草・浅草寺の裏手にどん! と芝居小屋が出来上がっていてびっくり、感激です。

仮設芝居小屋とは思えない

靴を脱いで中へ。靴用と、雨だったので折り畳み用の傘用にと、ビニール袋を2枚くれました。細やかな心遣い、ここではほんの序の口だったとあとでわかります。(続く)

中は思いのほか広いです。
大きな換気扇が取り付けてあったり、階段など設備もしっかりしており、天井を見上げて初めて「小屋」なのだなぁと気づくくらいです。

お席は、松竹梅と桜、お大尽とあります。松席は一番近いものの座敷に座椅子、そのほかはベンチにゴザとざぶとん敷き。どちらがいいのかちょっと悩みます。

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私は2階竹席でした

お茶子さん

靴のビニールをくれた方を始め、会場スタッフの方の数がものすごくたくさんいるのです。あとで知ったのですが、お茶子(おちゃこ)さんというそうですね。お席の案内から、公演中の注意、足元への注意喚起、お手洗いのご案内、分散退場などなど、なにくれと世話を焼いてくれるのに驚きました。この公演を成功させたいという一心なのでしょう、熱量がすごいのです。
休憩時間はびっくりするほどのお手洗い行列ができましたが、たくさんのお茶子さんが巧みな誘導で、すいすいと列が進んでいくのです。行列するのがあたりまえ、仕方ないでしょ、という雰囲気はまったくありません。誘導とともにさまざまな声掛けをしてくれて、待っていて苛々しないように心配ってくれていると感じました。

クドカンワールド

肝心のお芝居はもう間違いない楽しさでした。言葉遊びにあふれたセリフを超速で回していきます。
クスクス笑ったり、思わず声が出てしまったり、人情に少しほろりとしたり。
お客様は、歌舞伎ファンとクドカンファンといるような感じでした。

おまけ

浅草をぶらぶらしていたら、たわしや歯ブラシに出迎えられたお店に入ってみるとーーブラシ、ブラシ、ブラシ。はけとぶらしの専門店なのだそうです。
「かなや刷子」

かなや刷子 公式 | Kanaya Brush / トップページ

世界中のあらゆるぶらしの類を扱っているのではないかと思います。どれもこれも、欲しくなってしまいましたが、ちょうどベランダ用のほうきが欲しかったので、買いました。これをぶらさげて、歌舞伎にも行きました。笑

それにしてもすごいネーミングのほうきです。「強いアイドルほーき」って・・笑

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