いつまでも初心者を脱却できないヴィオラですが、あごあてを交換することにしました。
肩あてではなくあごあてを交換だなんて、初心者のくせに凝りすぎではないかとか、自意識過剰に気にしたりもしていますが、ここに至った経緯と、交換のようすをまとめました。
肩あてが落ちる問題
もともと肩あてを使わない方法はないものかと、いろいろ検索していました。肩あてが突然落ちるのがどうもいやなんです。知り合いのヴァイオリン奏者を見ていると、肩あてを使わない人が実は結構たくさんいて、なるほどそれもありなのかと。
これまた初心者で構えが定着しないときに肩あてを使わないというのもダメなのではないかと、また自意識過剰がでてきますが、使わないで演奏してみると、意外といけました。
でも肩あてなしだと、どうしても安定しません。試行錯誤しているうちに、あごあてが取り付けられている楽器の左寄りよりも、真ん中へんが安定するような気がしてきました。でも今のあごあては真ん中にあごがくるように想定されていないと思う・・・といろいろ検索していると、あごあてってそもそもいろいろな種類があるんですね。何にも知らない私。
文京楽器さんの解説がとてもわかりやすかったです。
では真ん中らへんにあごあてをつけるよう、改造すればいいんだ! と決心しましたが、次は楽器屋さんに行くのがまた難関です。初心者のくせに要望ばっかり言うと思われるのではないかと、また自意識過剰が邪魔をします。
ある日、同じオーケストラの人の楽器は、真ん中らへんにあごあてがついているではありませんか!
「そ、それはなんですか!?」お尋ねすると、ネットで買って自分でつけたよー、とのことです。えーそんなサクっとできるものなんですか!?
SASあご当て バイオリン・ビオラ用
「あごあて」「洋梨」で検索して、こちらのサイトを見つけました。
色が五色もあってかわいいです。
早速購入です。厚みがあるのでレターパックプラスで届きました。レターパックプラスは対面配達なので宅配ボックスが使えず、再配達をお願いしました。
箱がかわいいです。
箱を開けると、取り付け用の工具はついていますが、いまついているものを外す工具はありません。さてどうするか。またまた検索検索。
専用工具がなくてもダブルクリップで解決
本当に検索ありがたいです。島村楽器リペアのウェブサイトで親切に紹介されていました。
ダブルクリップならうちにもあります。解体して持ち手のところを使うそうです。
ここからも意外に苦戦しました。
検索すると、穴に入れて回すとありますが、どの向きに回るのかがわからない。普通のねじのようにプラスなり六角なりの作用点が見えないので、作用点がどう動くのかがピンとこないのです。いえ、私の頭が固すぎるのかもしれません。。
いろいろ回していると、動いた! 穴の先に作用点があるのではなく、穴がついている筒自体がねじなんですね、それ全体を回す手伝いを、この持ち手がするのでした。
外れました! バラバラです。
元のあごあての跡がついていて、ちょっと汚いです。ポリッシュでごしごしこすって落としました。ごしごしなんて本当はダメかもしれませんが、元が金管楽器奏者なもので手荒なんです。笑
いよいよ取り付ける
だいたいこのへんかな? というところを探します。テールピースに当たらないギリギリまで真ん中に寄せることにしました。裏側にねじがあるので、締めて取り付けます。
楽器にあたる部分はコルクではなく柔らかい樹脂です。ここの幅が狭いので、楽器のふちの高くなっている部分より内側に取り付けることができません。なんとなく、安定しないような気もするのですが、仕方ないのかな。
完成
かわいいあごあてが取り付けられました。弾き心地もいい感じです。
ただ、色の違いが気になってきました。やっぱりテールピースに合わせた黒檀にしたほうがよかったかなー
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