週刊文春の平松洋子さん連載「この味」を長年愛読しています。ここでも時々話題にしていますが、うんうんわかる〜と勝手に自分のほうに寄せては嬉しくなっています。今日発売号もまたそんなお話でした。
置き配から牛乳配達の木箱へと平松節が心地よく流れます。牛乳箱が古い家屋で雨晒しのままになっているのを見かける、と続きますが、まさにそれ、夫の実家!笑
結婚してすぐのころ、これを見つけて嬉しくなり、お義父さんに釘を外してもらって大事に持ち帰りました。
とはいえ、何に使うでもなく玄関に置いて久しかったのですが、最近は使い終わったプリンタカートリッジの一時待機所になっています(たまったら家電量販店に持って行く)。
平松さんの牛乳箱の話はまだ続きます。古い集合住宅の玄関ドアの脇に、小窓のついたくぼみがあることがあり、それは牛乳入れだったとのこと。うーん、ぱっと想像がつかないのですが、もしや・・・? 築60年を超えた我が家の玄関にもあるこれでしょうか?
上は新聞受け、今も現役です。下がおそらく牛乳入れ。開けるとこんな感じ。
鍵がついていて、外からは開けられないのが少し残念。配達の人が持っていたのかな。
平松さんの話は、牛乳代も牛乳箱でやりとりしていたと続き(それもびっくり! なんてのどかな時代)、牛乳箱が何周か回って置き配という約束のカタチとなったのかな、という締めくくりでした。さすがの考察です。そしてタイトルは「路上の約束」。上手い! 唸らずにはいられません。
来週も楽しみです。
追記
旅行先の徳島うだつの街並みで見つけた牛乳箱には驚きました。
牛乳箱に新聞受けが取り付けられているではありませんか! 一石二鳥とはいえ、森永牛乳が気の毒でなりません。笑
コメント