オーシャン東九フェリーに乗る

旅行

週末小旅行、今回は徳島香川です。まずは前半、徳島上陸まで。なぜ「上陸」なのかというとーー

船旅してみる

船旅いいなと最近しばしば思うので、実行してみることにしました。オーシャン東九フェリーで、東京有明から徳島までの船旅です。

東京、徳島、九州を結ぶフェリーならオーシャン東九フェリー
オーシャン東九フェリーは東京、徳島、九州間を4隻のフェリーで結びます。快適な船の旅をみなさまへお届けします。

乗船券を予約する

予約は1ヶ月前からです。2名用個室、4名用個室、大部屋があります。大部屋は2段ベッドが並ぶドミトリータイプ、女性専用やバリアフリーのお部屋があるようです。

2名用個室は発売からすぐに売り切れになりました。取れてよかったです。

フェリー乗り場までのアクセス

東京駅八重洲口からJRバス関東運営の直通バスがあります。これは途中、国際展示場駅にも停まるので、そこまで電車に乗ってこのバスに乗るか、タクシーしかありません。となると、八重洲口から乗る一択です。

大丸の地下で食料調達して、バス乗り場に向かいました。

16時50分 東京駅八重洲口出発

バスは長距離バス仕様でした。席は7割くらいうまって出発です。国際展示場駅のほか東京ビックサイトに停まり、ビックサイトから乗ってくる人も。ここで仕事をして、フェリーで徳島か北九州に帰るのかしら?

ビックサイトより先に進むのは初めてです。東京都運営の倉庫街が続きます。犯人がアジトにしている倉庫街みたいなところです。そんな場所の端っこに、フェリー乗り場がありました。

ありがとうJRバス

静かな待合室

バスを降りてターミナルに入ります。

予約のある人は2台ある端末で乗船券を発券します。予約のない人は窓口に並びます。

売店はなく、ターミナルの係員はここでしか見かけませんでした。乗客もまばらで、がらんとしており、しーんとした待合室です。

がらーん

待合室では今回乗り込む「しまんと」がどーんと見えました。普段よく見る隅田川クルーズと比べかなり大きいです、そりゃそうだ。

乗船時間まで暇なので、持参のワインを飲みつくしてしまいました。

船に次々とトレーラーが入っていき、荷台を下ろした頭だけが出てきます。客船というより、貨物メインの船なのかな。

いよいよ乗船

出航の30分前から乗船開始です。

中に入ると、船員さんが個室の鍵とティッシュを渡してくれました。

船内のようす

私たちの2名個室には、折りたたみベッドとテレビがありました。トイレとお風呂は共同です。

ベッドを出してシーツを設置します。

船の両端が窓のある個室、真ん中が大部屋ドミトリーとなっているようでした。

船内の設備

詳しくはウェブサイトに。

フェリー船舶客室案内|東京、徳島、九州を結ぶフェリーならオーシャン東九フェリー
フェリー船舶の客室案内です。船内は四国各4県をイメージした内装となっています。フェリー船舶内各室、個室を中心としたプライベートに配慮した構造となっています。

オーシャンプラザ

食べもの飲みものの自販機とテーブル席があるスペースです。窓に向かったカウンター席もたくさんあり、グループでもひとりでも過ごしやすいところでした。

カウンター席

食べもの飲みもの

船内にレストランがない代わりに、自販機がめちゃくちゃ充実しているのでした。冷凍食品はこんな感じです。

お菓子やパン、カップ麺やソフトドリンクやアルコール類ももちろんあります。

商品ごとに指定の電子レンジで温めるようになっています。持ち込みのお弁当なども温められます。

どんな人がいるの?

トラックの運転手かな?という雰囲気の仕事人、バイク旅ふうの人、女子ひとり旅、小さな子ども連れ、3世代家族、私たちのような中高年夫婦、若者カップル、外国人もちらほらいました。仕事の人はともかく、みんなどうしてこの船旅を選んだのかな。インド系の2家族グループは、なぜ徳島に? 想像するだけでも楽しいです。

窓のそと

朝5時過ぎに目覚めると、窓の外遠くにうっすら景色が。

もしや紀伊半島? 地図を確認すると、そのとおりでした。おおお、夜中にずいぶん進んだのねー

虹が出たり、明らかに南紀白浜のリゾート地だなあ、という雰囲気だったり、見飽きません。反対側のお部屋だったら沖しか見えなかったことでしよう。でもそれはそれで船旅らしい。

そして、陸側だったせいか、電波が余裕で入ったのです。デジタルデトックス、出来ませんでした。笑

ひどい揺れではないですが、常にゆーらゆーらとしているので、読書はちょっとつらいかなーという感じでした。

少しも読めず

朝ごはんも昼ごはんも船中ですが、大丸で買ったおにぎりや持参のアルファ米わかめごはん、味噌汁、ドリップコーヒーと、多彩な自販機を組み合わせると飽きません。

インド系家族グループはマジでカレー食べていました!

いよいよ到着

徳島で下船する人は、部屋から出て、オーシャンプラザに集まるようアナウンスが入りました。車の人は車に移動していたようなので、ここにいるのは徒歩の人たち。思ったほど多くはない人たちが、静かに集合している感じがとても非日常でした。

着岸してからが結構待ちました。桟橋をつけるのに時間がかかるのかな? その間に徳島駅までの行き方をじっくり検討しました。バスの路線図やタクシー会社の電話番号が貼ってあり、検討にはうってつけです。

過酷なバス

って台湾旅行のときも書きましたが笑。

徳島駅行きのバスがあるので、バス停に並びましたが、結構しばらく待ちました。ギラギラと暑くてちょっと辛かったです。なんで到着と同時にバスが来ていないんだろう?

タクシーを呼んでいる人がいたので、我々もと、船内に貼ってあったタクシー会社に片っ端から電話をしましたが、ぜんぜんダメでした。あらかじめ予約しておくのが賢いかも。

やっとバスが到着しましたが、普通の路線バス車両で、全員は座れません。ぎゅうぎゅう詰め寸前、インド系家族のちびっ子が次々泣き出して、引き揚げ船状態です(すでにバスですが)。これなんとかならないのかな、、、

ひとつびっくりしたことが。大人に抱っこされながら泣きわめくインド系ちびっ子に、別の大人がカップヌードルシーフード味を手渡すと、ピタリと泣き止んで無心に食べ始めたんです! この状況でカップヌードル?! 汁ありですよ、しかも箸使ってますよ、食べているちびっ子を抱っこした大人は立っているんですよ、もっと言うと普通に走行中のバスの中ですよ?! たくましすぎて、こりゃ日本人勝てないわと思いました。笑

港から15分くらいで、徳島駅前に到着しました。昨晩からの船旅を共にした皆様ともここでお別れです。駅に向かう人、自転車を組み立てる人、ホテルに向かう人(我々)、インド系家族グループはどこへ行くのかな。

以上、オーシャン東九フェリーのご報告でした。

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