オペラ「ドン・ジョバンニ」を観に行きました プロではなく、国立音楽大学大学院による公演です

大学院の授業でオペラ公演を運営するのだそうです 学生さんたちは、演奏はもちろん、学内の先生たちだけではなく、外部のスタッフさんにもさまざまな依頼をし、字幕も作成 かけがえのない体験ができたのでしょうね 素敵です
観察記 いろいろ
長年楽器をやってきたため、声楽にはとんと疎く、若干オケ寄りの目線ですが、観察記をまとめました
どこから美声が?!
こんなに歌唱力があり演技もできて、これが大学生? とびっくりしました 素晴らしかったです 声楽の勉強をしていても、こんな本格的なオペラを演奏する機会はそうそうないのかも? なんといい環境で学べるのでしょう!
歌の方は身体が楽器といいますよね 体格は個人差があるでしょうが、そんなことは
関係なく、力んでギャーッと叫んでいるようには決して見えないのに、自然と大きな声、しかも美声が出ていて、当然ですがマイクもなし どうやったらそんな声が出るのだろうと感心しきりでした 私もいい声出したい!
お辞儀にお作法あり?
演奏中はもちろんですが、最後のカーテンコールも結構好きです 特にオペラやバレエ、演劇なんかは、主要な配役から始まり、最後主役が出てきてくれるのにワクワク 役柄によって、お辞儀の仕方が違うのもおもしろいです 役柄のキャラに合わせていることが多いのかな? 今回は、ドンナ・アンナ役の方がとても優雅で素敵でした
オケピあります もちろん字幕機も
講堂大ホールに入ると、いつものステージの前のほうがへっこんでオーケストラピットが出来ていました 舞台の左右には字幕機もあります
休憩時間にオケピをのぞきに行きました 奥行きがないスペースで、真ん中に指揮者の弾くハンマーフリューゲル、それを囲んで弦楽器ですがコントラバスは真ん中でした 管楽器は左右に分かれていました ぱっと見たところ、右側にトロンボーンやトランペット、左側にファゴットとホルンが座っていました
序曲の序奏部分が速い!?
耳慣れた序奏の倍速ぐらいの演奏だったのでちょっとびっくりしました
メヌエットはバンダ
有名なメヌエットは、オケピのオーケストラではなくバンダ演奏なのにも驚きました また、バンダのみなさんは、袖だけでなく舞台上で衣装を着て演奏するシーンもあるんですね 舞台上の人は演技だけして演奏はしない(演奏はオケピ)のパターンもあったりするのかしら?
帰宅してから弾きたくなってしまったので、、鍵盤のカタカタがうるさいですが、、
マンドリンは弾き語りではない
ドン・ジョバンニがマンドリンを弾くシーンは、弾き語りではありませんでした たまたまマンドリンの弾ける歌い手さんだったら可能なのかしら? マンドリンはオケピで別の方が演奏していました
トロンボーン登場
騎士長の亡霊が登場するシーンで、初めてトロンボーンが登場しました 恐怖の効果抜群でした
「魔笛」でトロンボーンが使用されていたのは知っていましたが、それよりも前に作られた「ドン・ジョバンニ」ですでに使用されていたんですね ふむふむ知らなかった
オペラはおもしろい
「ドン・ジョバンニ」はついこの前序曲だけ演奏しました コンマスの先生が、序章のところは、娘をドン・ジョバンニに口説かれたうえ、殺されちゃった騎士長の亡霊が歩み寄るシーンなので、不穏に演奏してとおっしゃっていましたが、本当にそんなシーンが出てきて感激しました それにしてもドン・ジョバンニはダメなやつだなぁ笑 騎士長怖いし! ちょっとオーバーでバカバカしくて、オペラは楽しいですね
いま私たちが映画を見たりドラマを見たりしているような感覚で、当時の人々はオペラを観ていたのでしょうか 生の演技で生の演奏、なんと贅沢な! でもそのかわり、観られる演目の種類は多くなかったのでしょうし、オペラを観られる人は上流階級の人のみだったでしょう いまはさまざまなコンテンツに誰でも触れることができるので、やっぱりいまのほうが贅沢なのかなと思ったり
それはともかく、オペラを観たことがない人は圧倒的に多いと思います、私も7年前に初めて観ました 映画「国宝」を観て歌舞伎に行ってみたくなったという人も多いそうで、そんな感じに、現代ではせっかくいろいろ触れてみる機会があるのだから、興味があればあれこれ観るといいなと思いました
くにおん100周年バッジを集める
国立音楽大学は来年創立100周年なんだそうです 特設サイトのSNSフォローや投稿やいいねをすると、演奏会やイベント、行事などの際にバッジがもらえます 今回3つめをゲットしました



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