大田区民ホール・アプリコに行く:牛込交響楽団

no music, no life

今回は自分の演奏です。ちょうど1年ぶりのアプリコです。

牛込交響楽団 第5回定期演奏会

3年前に初めて参加した牛込交響楽団、今年より年2回になったので、今回で5度目の演奏会になりました。

今回は初めて合唱との共演がありました。モーツァルトの交響曲も3度目になります。ベートーヴェンの交響曲は、これまで1.3.5ときまして、今回は7番でした。

ブラームス アヴェマリア

女声4部とオーケストラの曲でした。ここで私は人生初のミュートを使いました。ミュートを使ったほうがうまく聴こえる気がします。笑

モーツァルト 交響曲第31番「パリ」

華やかでノリノリで、モーツァルトっぽい感じの曲です。でもなんだか難しい。

2楽章では、指揮の山上先生が、「ラベンダーの香りをかぐように」「ゴッホの『花咲くアーモンドの木の枝』のように」と、次々とイメージを伝えてくれました。モーツァルトの2楽章ってまったりしていて、子供の頃ピアノソナタでも苦手でした。難しいです。

激ムズなベト7 

聴いていると楽しいベト7ですが、1楽章のVivaceで最初に盛り上がるところ~のだめのオープニングでパーッと弾けるところで、ビオラ(とセカンドバイオリン)は地味~な刻みをやっていると知ったときには心底びっくりしました。しかも、演奏を聞いてもぜんぜん聞こえてこないんです。なにやらせる気だ、ベートーヴェン! 4楽章でもひたすら刻みが。

とにかく疲れるので嫌いという人もいますが、私はやっぱりこの曲好きです。結局全部は弾けるようになりませんでしたが、気持ちはもうノリノリでした。ベートーヴェンってロックですよね! あー楽しかった。1楽章と4楽章の終わりのほうで、チェロバスと一緒にうねうねするのも愉快だし、2楽章の美しいメロディや対旋律も弾けて嬉しかったです。本番では、4楽章がウソみたいに速くて、いやこれ絶対ついていけないと思いながらもう必死でした。当日だけ助っ人に入った先生たちが煽ったのではないかと思っています。笑 でも崩壊することなく、無事終えられました。客席からはなんとブラボーが! 私は頭からシューって湯気が出ていたに違いありません。笑

road to ベト7

初めて知ったのは高校生の時。それから四半世紀以上の時を経て、ついにベト7全楽章を演奏できて感無量です。少し暑苦しい私のベト7の思い出を語ります。

出会ったけれど、演奏出来ず:高校2年

当時トロンボーンで所属していた地域のアマオケで演奏することになりましたが、この曲はトロンボーンがありません。みなさんが練習しているときにただ聴くだけでしたが、楽しい曲で気に入りました。トロンボーンの先輩は、練習時にはファゴットのパートで参加していました。なるほど、16分音符など速いところは無理でも、ファゴットもヘ音記号、音域は合っているからできちゃうんだ、と新たな境地を発見しました。

ウィーンの宿で再会:21歳

その後大学受験のためアマオケを離れ、大学生、社会人となり、そのまま音楽活動からは遠ざかってしまいました。友達とどこかに遊びに行ったり、映画を見たり、飲みに行ったり、音楽よりも他のことを優先したい時期だったのだと思いますが、今となっては本当に後悔しています。。

それでも、社会人になって初めての旅行の行先にウィーンを選んだのは、やっぱりあんなに音楽に打ち込んでいた時期があったから、一度は音楽の都を見ておきたいと思ったからだったのか。呼ばれたかな?笑

初めての一人旅は当時よくあったエア&ホテルのプランでした。ドイツ語はまったくできないし英語もたいしてできませんでしたが、路面電車や地下鉄に乗ったり歩いたり、ひたすら動き回りました。クリムトを見たり、オペラを立ち見したり、音楽家のお墓を見たり、ザッハトルテを食べたり、お城を見たり。

クタクタになってホテルに戻り、部屋の小さなテレビをつけても番組はほとんど映らないのでした。リモコンはなくて、テレビ本体のボタンをプチプチと押してチャンネルを変えると、グレーの砂嵐の画面だけどなぜか音楽が流れているところがありました。ん? この曲知ってる! なんと、それがベト7でした。繰り返しひたすら流れていました。知っている曲がかかるのが嬉しくて、それから帰国まで、部屋では砂嵐のテレビをつけて、ベト7を聴いていました。

のだめ、降臨!:2006年

ウィーンからまたがっつり時を経て、仕事・子育ての真っ最中、息子が3歳のときに、ドラマ「のだめカンタービレ」が始まりました。オープニングの曲を聴いて、あれあれ!? この曲知ってる!! またもや私の前にベト7が現れました! 

のだめは毎回息子と一緒に見ました。ドラマの中で流れるクラシック音楽は知っているもの、知らないものとありましたが、どれも素敵な曲です。ドラマの中のオーケストラの雰囲気がとても懐かしくて、うんうんそうだったと膝を打つばかり。音楽と向き合っている若者たちの思い、ドラマのエピソード、どれもこれも沁みるのです。そして、私はどうして音楽からこんなにも離れてしまったのだろうと泣けてきました。

余談ですが、ドラマの中の「Sオケ」のメンバー発表をするシーンで使われたメンバー一覧表に、私の名前が出てきてびっくりしました! しかも楽器まで同じ。私のことを知っている小道具さんでもいたのかな・・・? いまだに謎です。

真澄ちゃんの上に載っちゃいました

なんちゃってベト7を演奏する:2010年

そんなのだめショックを受けた直後、息子は幼稚園に入園、併設のお教室でピアノを習い始めました。レッスンの様子も懐かしい。初めての発表会では連弾ということなので、私が一緒に弾きました。まだピアノを始めて2か月の3歳の息子ですから、1分も弾いたかどうか。それでも私にとって、発表会なんて何十年ぶりでしょう! しかもグランドピアノです。

この一件で、どうやらピアノを弾く人らしいといううわさが流れ笑、あるママ友さんが「音楽やってるの?」と声をかけてくれました。初めての保護者会で園歌をピアノで弾いていた方です。いやいや、ピアノとかトロンボーンやってたけどもう離れて何十年もたってて、という話をしたのですが、今度クリスマス会で何人かで演奏しない? と誘ってくれました。えええ! トロンボーンを引っ張り出してきて吹いてみても、情けない音しか出ません。そんな中、ほかにも、フルートのお母様、ホルンのお父様、そして、音大出身のお母様などが現れ、無事演奏をすることができました。その後も、次々と楽器のできるお父様お母様が現れて、合唱をしたり、園の行事や卒園の会でアンサンブルをしたりと輪が広がっていきました。のだめファンのお母様も本当にたくさんいました!

そしてついには、卒園記念の音楽会を開こうということに。当時、ヨーロッパ編が放送された少しあとで、世の中ののだめブームはまだ収まっておらず、ドラマの楽曲のコンサートがあちこちで行われていました。そんなイベントの1つに『みんなでベト7「ロードto武道館」』というのがあり、少人数のアンサンブルでエントリーして武道館で演奏しよう! みたいなものだったと思うのですが、それ用の楽譜が出回っていたのです。拝借して、音楽会で演奏することになりました。

1楽章と4楽章の抜粋をつなげたなかなかびっくりなアレンジなのですが、バイオリン2本、チェロ、フルート、クラリネット2本、ホルン、トロンボーン、ピアノ2手というこれまたびっくりな編成で演奏しました。ついにベト7の一部を演奏できて感激しました。

このときのメンバーで、2011年に地域の小さなオーケストラを結成し、現在にいたります。そのオケについて詳しくは別のところでー

このときのメンバーでのだめファンのママ友さんからプレゼントいただき、のちに息子も私も演奏で使用できました。ありがとうございました!

オーケストラでベト7を:2012年

地域のオケでも、ベト7を演奏してみたいという声が当然あがり、演奏することになりました。ただいかんせん、地域のイベントでの演奏なので、フルバージョンは時間的に難しいのでした。のだめバージョンとは少し違うカット版で、演奏しました。小さなオケなので足りない楽器が多く、しかもカット版、それでもオケでベト7を演奏できた喜びは大きかったです。ただ、私はトロンボーンなので、ファゴットとかホルンのパートを組み合わせて適当に・・・

息子がベト7を:2019年

3歳でピアノを始めた息子でしたが、小5で辞めてしまいました。でも中高のオーケストラに入りコントラバスを始めました。そして、演奏会の演目にベト7が! のだめの曲だよ、覚えてる? と迫るかなり暑苦しい母です。笑 中高生ってすごい、あんな難曲を演奏出来ちゃうんですね。いいなぁ、ベト7~ その後も息子は何回か演奏していました。

いよいよベト7!:2026年

さらに時を経て、私は老後の楽しみにと2014年にビオラを買って、トロンボーンと二刀流で細々と続けていました。そして、2023年に牛込交響楽団にビオラで入団し、高校生の時以来の交響曲全楽章演奏を果たすことができました。その時はベト1他です。

余談が重複していますが、そのときの演奏会はこちらです。

サンパール荒川に行く:35年ぶりの交響曲全楽章演奏 牛込交響楽団
春に入団したオーケストラの演奏会に出演しました。楽器はヴィオラです。ここに来るまでのヒストリーを少々。笑音楽と出会って遠のいて5歳でカワイのオルガン教室に通い始め、小1からピアノを始めました。音楽は得意だけど特別なことでもなく、普通に身近に...

以降、3番「英雄」、5番「運命」と演奏してきて、次はまさかーーー? そうなんです、苦節30ウン年、ようやくベト7を演奏するチャンスがやってきたのでした! 長かった!笑

今後演奏する機会は?

牛込交響楽団は1年かけて練習するので、ベト7も1年間やって、音楽はみっちり体得しました。牛響で弾く機会はもうないかもしれませんが、どこかのオケでご縁ががあったらまた弾いてみたいです。疲れるけど、楽しいから! まだまだへたっぴでたいしてお役に立てませんが、誰か誘ってくださーい!

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